オートバイタイプ G1 [仕様はこちら]
トライクタイプ G2 [仕様はこちら]
以前から、RKB毎日放送さんの駅伝・マラソン用オートバイ(一人乗り・カメラはリモコン)を運用させていただく中で、第2移動車にも”ジュニア”があれば、レース展開や第2グループの順位や表情・距離の差をより伝えられるなと思っていました。
G1の制作運用によりその点はかなり充実しました、が、二人乗りのオートバイとして後部のカメラマンがポジションを変えると車体がふらつきやすいという特性を持っていました。
レース前に行われる「ドライバーズ会議」や各駅伝・マラソンの中継現場で審判長・警察官・先導の白バイ隊員の方達と「移動撮影に関する危険性と安全性」について話を重ねるなか、結果、私達が行き着いたのが「三輪のトライクの開発」でした。
しかし、現行の市販のトライクでは車幅がありすぎます。また、日本テレビさんが箱根駅伝で使用している車輌も、TBSさんがニューイヤー駅伝で使用している車両も普通乗用車並みの車幅です。注目されるレースは、その撮影車線が限られるなど必ずしもいい撮影環境下ばかりではないというのが現状です。そこで私たちは二輪とほぼ同じサイズのトライク(G2)を制作いたしました。
第一の優先目的は「より安全に解り易い中継業務が行える事」
第二に「カメラマンとライダーの負担を軽減する事」
第三に「選手に違和感を与えない事」
第四に「見た目にも危険性を感じない事」です。
このトライクを運用しはじめて、より安全にストレス無く中継が行えるようになり、ランナーの位置を確認して約300度、自由にカバー出来る様になりました。
さまざまな環境下でレースを中継したり、収録するには良い感じに仕上がったと思います。車幅を88cmで製作出来た事が一番の要因と思います。
まだまだ、改善項目はありますが・・・
このトライクが、各現場でより安全に、より解りやすい映像を撮り、選手の臨場感やガンバリを伝える事が出来れば幸いです。
G-BOX 林田